何をすることのない日曜日。ふらっとカメラを借りてお散歩した日のお話の続き。
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pm2:30 喫茶ランドリーへ
去年の夏に雑誌で見かけてからずっと来たかった喫茶ランドリー。喫茶×ランドリー、嘘のような本当の組み合わせ。ロゴの下にある「どんなひとにも自由なくつろぎ」というフレーズがこの場所の多様性を表しています。
お目当ては、Nikonが運営するWebメディア NICO STOPの写真展。今までどちらかと言えばユーザーの年齢層が高めだったNikonが、各種SNSのインフルエンサーを起用して若年層にアプローチする、といった目的が見え隠れしてます。そんな事なかったらごめんなさい。
喫茶ランドリーが取り上げられた本を読みました。大学で地理学を専攻していた私にとっては大好物なジャンルの読み物です。
ある一側面のみを見れば「喫茶店×ランドリー」の面白い組み合わせ。少し視点を変えてみると「地域の人々に広く開かれたオープンスペース」という捉え方もすることが出来るそうです。
その名の通り喫茶であり、ランドリーであるけどそれ以上の過ごし方の定義付けは行わず、来訪者が能動的にアクションを起こす余白が設けられた場、とのこと。
この日も 写真展を見に来た人もいれば、一人で本を読みに来てる人もいたり、建築系の学生さんたちがペンとノートを広げてスケッチする姿も見受けられました。
本を読んで、珈琲を飲んで、様々な考えに耽ける。日々ぼうっと生きてるだけでは考えつかないアイディアが降ってくることもあります。短期記憶にめっぽう弱い私は常にメモとペンを携帯しているのですが、この日はカバンを替えたために忘れてきてしまい…
何か面白いアクションを思いついたような気がしたのですが、それすら思い出せず。もう一度ここに行ったら思い出せるかしら。
「どんな人にも自由なくつろぎ」
意図的に余白を作るのってなかなか難しい。
ちょっと不便なところ
レンズの絞りリングの動きが滑らかすぎて、気づかないうちに絞り値が変わってしまうことがありました。これは個体差なのかそれとも標準仕様なのか…
あっれ、さっきまでF2.8に固定してたはずなのになぜこんなブレが…? ってことがこの日3度ほどありました。
そこさえ気をつけてあげれば描写力には文句なしのレンズ。あぁ欲しい。この組み合わせ(FujifilmX-Pro2 + XF23mm F1.4R)まるまる欲しい。
レトロさを感じつつ、現代の暮らし方にフィットした空間。このような先進性のあるスペースに気軽に遊びにこれるのは東京に暮らして良かったと思う瞬間なのでした。
つづく。