夏かと錯覚するほどの暑さに見舞われた5月末日、私たちは博多の地下鉄に乗り込みました。
私たち。いい響きだ。一人じゃないんだ。
「福岡行くけど、行く?」
「行く」
寝不足で判断力が鈍ってるところにこんな誘いをしたら即答。
相棒おぐろ(@dekunobou365)と巻き込まれたまーしゃ(@tonarino_masha)。
彼ら無しでは、こんなに素敵なお店には出会えませんでした。
珈琲 月白さんへ
お店があるのは福岡市の城南区。市街地から電車で約30分、そこから歩いて10分程度。
Google検索を頼りにお店へ向かいます。
お店があるのは住宅街の一角。人通りの多い所ではなく、敢えてこの場所を選んだのでしょうか。
気温30度を超す暑い日でしたが、開け放されたドアから入ってくる風、店内で回る扇風機からの風が心地よかったです。
外が暑いからってアイスコーヒーを注文したはいいけど、お店に入って少し落ち着いたら「やっぱホットにすれば良かった」って後悔することないですか?私はよくあります。
キリリと冷えたアイスコーヒーも美味しいのは重々承知の上です。ここはよりコーヒーを楽しむためにホットを注文します。
アイスの飲み物はワイングラスで出てきました。
確かに香りの広がりづらい冷たい飲み物を楽しむには、ワイングラスが適していそう。新発見。
店主の平塚さんが一杯一杯ネルドリップで抽出してくれます。
「珈琲月白」という店名は、とある小説の主人公の名前からとったものだそう。由来となった小説は店内にある書棚にあるとのこと。リトルプレスの本やzine、写真集などこだわりのつまった選書が並ぶ本棚の本を手に取りながらゆったりするのがおすすめです。
Instagramで限定告知されてた自家製アイスクリーム。しゃりしゃりで美味しかった。
博多からは決して近くないですが、足を伸ばしてでも行って良かったお店でした。
日々に、ゆとりを。
幹線道路から少し離れた住宅街の一角。
「せわしない日常」を忘れさせてくれる空間でした。毎週来たいほどに。
福岡が東京の隣に来るか、東京が福岡の隣になればいいのに。
日々に、ゆとりを。
いい組み合わせだなあ。
お店情報
珈琲 月白|こーひー つきしろ
福岡市城南区田島4-15-27
営業時間:午前10:00~午後7:00(月-木)、午前8:00~午後9:00(土)、午前8:00~午後6:00(日)
定休日:金