こんばんは、ものです。
さてさて香美町でのスタディーツアーレポも今回で最終回。前の晩はスマホの充電もせずに寝落ちてしまったので、朝目が覚めて時間を確認しようと思ったら画面がつかず一瞬焦りました。
外は明るいし、何やら話し声がする。誰かの気配を感じながら目を覚ますのは少し嬉しいものです。
▷前回までの記事はこちら
am8:00 朝ごはん
朝まだ私達がぐっすり寝ている間に、主催のたっちゃんは魚を釣ってきてくれました。とれたて魚のお味噌汁とともに、昨晩飯ごうで炊いたお米のおにぎりを頂きます。
ちなみにバーベキューコンロの上で卓上コンロを使っています。何がなんだか。
前日買ってきておいた牛乳とともに。
牛乳一つとっても、その土地の空気感を存分に味わう事が出来ます。きっとその地域の小学生はみんな給食でこれを飲んでいるし、思い入れも深いはず。実際に私がこれを飲んでいたら「ヒラヤミルクじゃん〜よく飲んでた!」という話で盛り上がりました。ちなみに私の通っていた小学校はパックではなく瓶での牛乳でした。年に数回誰かが落として瓶ごと割れる。(大惨事)
木々も少しずつ色づいてきて、秋が深まるのを感じます。
pm9:00 今子浦の海辺へお散歩
香美町をはじめとする山陰海岸ジオパークでは、活発な火山活動によって形成された島が多く存在しているため、内海のようになっている特徴的な景色を多く見ることが出来ます。
▷山陰海岸ジオパーク:公式HP
展望台から水平線を一望します。産まれて初めて気づいたのですが、水平線は直線じゃなくて、少し湾曲しているんですね。そりゃ地球は丸いんだからそうだろって言われればそれまでなんですが、自分で体験して知った知識というのはそりゃ思い出深いものです。
普段海辺で見ているだけでは気づかなかった視点、これも初めての土地だから気づけたことかもしれない。
みんなで海を眺めます。
ああ空が広い。こんなに何も考えずに雲だけを見ているのはいつぶりだろう。
空と雲だけを追うのに特化した姿勢。
非日常をエンジョイしまくっている大人たちです。真ん中のゲンゴさん(@GENGO_)の収まりが良い。
今回のスタディーツアーに参加してみて
自分と全く縁もゆかりも無かった兵庫県香美町、香住。今回は約1日の滞在と、まだまだ町のごく一部しか見ることが出来ませんでしたが、住民の方々はその土地で出来ることを自ら探し出して楽しむのが上手だなと感じました。その土地には、その土地でしか出来ないことがある。
美味しい干物を食べて、いいお湯に浸かって、星空を眺める。(当日は雨で見れなかったけど。)何をもって幸せかと感じるかは人それぞれですが、この町でもその一つの解を感じることが出来たと思います。
まだまだ全国には行ったことのない場所・まち・土地が多くある。
経験に投資することを惜しまない私達の世代の旅行スタイルは、どんどん非観光地化していくのではないかと考えます。わざわざそこに行かないと食べられないもの、出来ない経験をいかにシェアしていくかが今後の課題になりそう。全発信者がストーリーテラー(Story Teller:物語の語り手)となる時代もそう遠くないのかもしれないですね。