こんにちは。もの(@monono_16)です。
私がフィルムで写真を撮り始めたのは中学2年生の春。周りの友達がヴィジュアル系の音楽やボーカロイド・アニメにハマっていく中でどうもしっくり来なかった私は祖父のカメラを持ち出し、電車に乗って写真を撮りに出かけていました。その頃は今に比べてまだフィルムの種類が多く、価格も中学生の私でも手の届く範囲のものでした。
最近では値上げに伴って35mmのフィルムでも1本1000円弱することが多く、気軽にフィルム写真を撮ることが難しくなってきています。
そんな中で1本500円以下で気軽に購入・楽しむことが出来るのが今回紹介するフィルム、Kodak Colorplus200です。
目次
『Kodak Colorplus200』とは
どんなフィルム?
『Kodak Colorplus200』(コダックカラープラス200)は、アメリカのKodak社から発売されている35mmネガフィルムの一種です。もともとは日本向けに発売されているものではなく、大手量販店などではあまり見かけることがありませんが、カメラ屋・写真屋さんではたまに見かけることが出来ます。
2019年の春頃には、新宿駅西口にあるカメラのキタムラでバラ売りで398円とかで売っていたような気がします。(違っていたらごめんなさい、教えて下さい。)
同じく感度200のFujifilm C200は2019年に生産が終了してしまったので、これからの感度200フィルムを背負っていくだろうcolorplus200。まだまだ持ちこたえて欲しい。
(2020.05.08追記)
Kodak社から発売されているKodak GOLD200も生産終了が発表されました。これからの感度200のフィルムを使いたい時は、このColorplus200一択になりそうです。
写りの特徴
風景・スナップ・ポートレートと用途を問わない感度200のフィルム。なめらかな粒子間と程よい階調が特徴的です。アンダーな写りになった時、フジのフィルムに比べて黄色がかった感じが少し強めに出ます。
『Kodak Colorplus 200』作例
山梨にて × EOS1-N
EOS1-N × EF50mm F1.8Ⅱ
EOS1-N × EF50mm F1.8Ⅱ
EOS1-N × EF50mm F1.8Ⅱ
やっぱりAFが効くって便利ですね、半押しでスッとピントが合ってくれるのは大変ありがたいです。
EOS1-N × EF50mm F1.8Ⅱ
EOS1-N × EF50mm F1.8Ⅱ
25年前に生産開始したとは思えない、ストレスフリーなAFです。ワインを注ぐ一瞬さえも逃さない。
EOS1-N × EF50mm F1.8Ⅱ
新潟にて × Nikon FM2
NikonFM2 + AI Nikkor 50mm f1.4/S
NikonFM2 + AI Nikkor 50mm f1.4/S
この日は残暑厳しい夏晴れの日で若干オーバー気味の写真が多め。それでもネガフィルム特有のラティチュードの広さで収まりよく写ります。
NikonFM2 + AI Nikkor 50mm f1.4/S
NikonFM2 + AI Nikkor 50mm f1.4/S
ここでもやっぱり黄色〜緑の描写に特徴がみられます。
NikonFM2 + AI Nikkor 50mm f1.4/S
生まれて23年間暮らしたまち、新潟。日常の風景です。
吉祥寺にて × NikonFM2
NikonFM2 + AI Nikkor 50mm f1.4/S
Colorplus200と夕焼けの時間帯は非常に相性がよく、思い出深い発色をしてくれます。
NikonFM2 + AI Nikkor 50mm f1.4/S
NikonFM2 + AI Nikkor 50mm f1.4/S
この日の吉祥寺はお祭り。商店街の立ち飲み屋で法被を来た人々がお酒を飲む光景があちらこちらで見られました。
まとめ
代表的な感度といえば100か400。その真ん中を行く感度200はあまり馴染みがないかもしれません。組み合わせるレンズにもよりますが、朝から夕方まで、晴れの日も曇りの日も天候を問わず使うことの出来る優秀な存在です。
お店で見かけないからあまり使う機会の多くないColorplus200。ぜひこれから日の入りが早くなる秋の時期に使ってみませんか?
10本まとめ買いで1本あたり410円!友達とシェアしてみるのもいかがでしょう?
他の感度200フィルムはこちら
こちらは2019年に廃盤となってしまいましたが、まだギリギリ流通しているFujifilmのC200という感度200のフィルム。