東京に来て、写真で繋がる仲間ができて、幸せなことに誰かと写真をとるという機会に恵まれすぎていました。私はこんなに充実していて良いのだろうか。そんな思いもあって、久しぶりに一人で出かけてみたくなったのかもしれません。
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pm4:00 両国をふらふらと
終戦後、急速に都市化が進む東京で「水辺」はどんどん失われていきました。小さな河川はコンクリートで護岸され、その上を首都高速が走るまちづくりが進められてきたという背景があります。その為、都市内では「川辺でのんびりする」ことが非常に難しくなっています。
かつて東海道五十三次には広い空とともに描かれていた日本橋も、今では首都高速の下敷きです。どうです、イメージ湧きましたか。
普段オフィスで仕事をしていると、外でぼうっとしたくなる時ありますよね。公園の他にも人々が何となく集まれる場というのがあれば良いのですが… せめて川辺にベンチが欲しいところ。
吉良上野之介、、聞いたことがある気がする。(日本史未履修)
私の暮らす中野や新宿にいるとあまり感じませんが、浅草を超えて、隅田川を渡ると かつての江戸の街並みがしっかりと感じられる気がします。地名に「○○堀通」なんてあったら、今でこそ埋め立てられているものの昔はきっと舟の往来がある堀が敷かれていたんでしょう。両国には石碑や屋敷跡などが多く存在していて、Googlemapを頼りに巡るのも面白いですよ。
歩き続けていると、ちょっとしたベンチがありがたく感じるものです。ひとやすみ。ふぅ。
馬車通り。これまた歴史を感じます。かつての街道が近くにあったのでしょうか。この近くに「厩」・「宿」の着く地名があればビンゴでしょうね。
公共物にイラストが入っていると、その土地の歴史を身近に感じることが出来るので面白いです。
さて半分忘れ去られている XF23mmのお話。ボケ感はさすがの現行レンズといったところ。
X-Pro2に搭載されているジョイスティックのおかげでピント合わせも楽々ですし、かなりストレスフリーで撮影ができます。だがしかし、けどけれど、フジユーザーから大絶賛の XF35mm F1.4も気になるところです。また近いうちに試してみようと思います。
pm4:30
川の両端が垂直に切り取られコンクリートで護岸されているのは、ある種の都市的景観といえるかもしれませんね。確かに水辺に発生する害虫対策にはなり、住環境の整備に繋がると言えなくもないでしょうが…現代では生態系の保護が優先されそうです。過ぎ去った過去の話は仕方がない。これを教訓にこれからのまちづくりを考えてほしいものです。
隅田川から少し入った所に、屋形船が係留されている一角がありました。
屋形船。ドラマや映画の中の世界です。東京で暮らしているうちに経験したいリストでも上位にランクインしているのですが、お値段張りそうですよね…何かしらのタイミングでぜひ行ってみたいものです。
pm5:15
さて、そろそろカメラを返却しに六本木へ戻ろうかな…と思って駅に向かっていたら目に入ってくるのは「鳴門鯛焼本舗」の6文字。はて徳島ゆかりの何かがあるのでしょうか。小腹も空いていたのでお店の列に並びます。
職人さんが一つ一つ手作りしているところを眺めつつ待つこと10分ほど。周りのお客さんたちは5個10個とまとめ買いをしていく人たちばかりでした。1個買ってその場で食べるのは私くらいかしら。
こういった少額決済のお店でもLINEPayのようなQR決済が使えると便利ですね。カバンからお財布を取り出さずしてお会計ができるととてもスムーズ。その分スマホの充電切れには十分注意する必要がありますが…
pm6:00
さて六本木へ戻ってきました。六本木をフジのカメラと共に歩くのは半年ぶり。前回私の手元にはX100Fがありました。なんで今はないんだろう。
クリスマスへ向かう時期に母と六本木を歩いたのは結構いい思い出です。今年も呼び寄せようかと画策しています。
時期は夏至。日が沈むのが遅い。F1.4というスペックでの夜撮影を堪能できずに返却することに…こればかりは季節柄仕方がない。どうしても撮影したければ買うしか無い。
しばらくはレンタルを楽しみつつ…またいつかフジのカメラと共にお出かけしたいですね。
3編に渡るX-pro2との日曜日。お付き合いありがとうございました。
早くX-Pro3発表されないかなあ。