どうも、温泉ソムリエのもの(@monono_16)です。これ、本当です。
源泉の数は全国2位を誇る鹿児島に暮らしはじめて4ヶ月、鹿児島市内や頴娃・枕崎の温泉を巡る中で指宿行ってないな…と気付き、今回は足を伸ばして行ってきました。
1件目はせっかくなら老舗を。明治25年創業 弥次ヶ湯温泉さんへ。
弥次ヶ湯温泉
まるで親戚の家に来たかのような番台。ここでお金を払い、浴室へと向かいます。
常連さんによって成り立っていると言っても過言ではない小規模な温浴施設。大切なお客様を守るために、県外からの観光客は来館をお断りするところも出てきています。こればかりは仕方ないですね…。
お客さん、どこの人け?県外??
あっ…頴娃です…
鹿児島県民以外は、訛りの違いから一発でバレます。擬態できない。
2つの浴室 「大黒湯」と「弥次ヶ湯」
源泉の違いによって浴室が2つに分かれています。言うならば2つの温泉を1箇所で楽しめてしまうというお得さ。
男性側は通路で繋がっているので、片方の浴室に荷物をおいたまま行き来が出来ますが、女性側は一度服を着て荷物をまとめ、移動する必要があります。
泉質は?
ナトリウム-塩化物温泉です。その割には銅っぽさを感じさせる匂いが浴室で感じられましたね…
シャンプー・リンスはある?
なんとここはシャンプー・リンスどころかシャワーもありません。さすが老舗。
男女の浴室を仕切る壁沿いに湯桶があり、そこにお湯(多分温泉)が貯まっているので柄杓などで掬って使います。洗髪や身体を洗うのには少し不便かも。
ドライヤーは?
浴室に無料で設置されています。
サウナは?
ありません。
その他tips
入浴料金は大人350円・中人100円・子供50円。全国的には温浴施設の価格競争が起こらないよう、告示された価格の最高額に足並みをそろえるのが一般的ですが鹿児島県は別の話らしい。やっぱ温泉大国は違うね。
「おんせんだ 気持ちいお湯で 一休み」
多分地域の小学生とかが書いたであろう川柳がゆるい。
回数券も10枚綴りではなく3枚綴からの販売。10,000円分の購入でもはや1回あたり250円くらいまで価格崩壊してるけど大丈夫かな…
温泉の目の前には4~5台程度しか駐車できませんが、大きな道路沿いには約15台駐車できるスペースがあります。
本来であれば2階が休憩スペースとして開放されていると聞いていたのですが、この日は空いていませんでした。
仕方がないので外のベンチで一休みしました。
まとめ
浴室内で交わされていた会話は大きく分けて医者と相続の2つでした。地域のご老人たちによる日常の会話に少し混ぜてもらったような気持ちになりました。
あんた、どっから来たけー?(訳:あなたどこから来たの?)
あっ…頴娃です…(本日2回目)
ほーん、通りでちっと田舎っぽい顔つきだと思ったねえ。
わたし「 」
お店情報
弥次ヶ湯温泉 | やじがゆおんせん
鹿児島県指宿市十町1068
営業時間:午前8:00〜午後9:00
定休日:毎週木曜日