大学3年生の頃、初めて手にしたフルサイズ機はSonyのα7Ⅱでした。
それまでCanon EOS 60Dという機種を使っていたので、初めてのフルサイズ機。それはそれは自分にとって大きな買い物だったので、純正どころか SIGMA みたいなサードパーティのレンズにも手が出ない懐事情。そこで友人に安価で譲ってもらったVoigtländerのNokton40mmというレンズを愛用していました。
『全部手放すことになっても最後に一本残すならこれ』と言えるくらい気に入っていて、今もいちばん出番が多いレンズです。今回Noktonシリーズの75mmF1.5というレンズを友人から無期限で貸してもらったので、さっそく持ち出して写真を撮ってきてみました。
スペック解説は得意じゃないので、いつも通り作例と感想多めでいきます。
ピント合わせが難しい(でも楽しい)

おぉ……この“とろっ”とした感じ。さすが NOKTON。ただ焦点距離が75mmということもあり、レンジファインダーでのピント合わせは一気に手強くなります。
せっかくレンジファインダーカメラを使ってるんだから、極力ライブビューに頼りたくないという欲がありつつ、ピンボケ量産も避けたいというのが正直なところ。

扉の広告に合わせたつもりが、全然前ピン。自分の技量が低いのを、視力が悪いせいにしたくもなる。


友人と合流して、ひとまず蕎麦を二人前啜りました。
六本木:国立新美術館へ


ザ・光学性能を試してください!と言わんばかりの建築でお馴染み、国立新美術館へ。この日は日曜日ということで館内は賑わっていましたが、それを軽く凌駕するくらいの広さ。天井から入ってくる光がとにかく綺麗でした。


曇り空なのが惜しい……と思いつつ、曇りでもずっと眺めていられる建築美。
中望遠という焦点距離のせいか、縦構図で撮るのが楽しくてついつい多くなってしまいがち。
名作椅子をカラー/白黒で


FRITZ HANSENのPK80。さらっと置いてあるけど、友人から聞いた話によると一脚300万円らしい。超高級な名作椅子を無料で試せて良いんでしょうか…椅子の隣にお賽銭箱、置かなくて大丈夫?
地下エリア

ピント面はさらっと、でも輪郭はくっきり。そこから奥が、とろけるみたいにほどけていく。

この手前に写っているのも、たしか FRITZ HANSEN。

ガラスに書いてある文字、てっきりヘブライ語かと思ってよく見てみたらしっかり英語でした。
帰路、秋の六本木

今回の記事内の写真はすべて LeicaM10 の JPEG撮って出し。RAWを現像してなんぼ、という意見もよくわかるけど、JPEG で出てくる色って、そのカメラがいちばん得意な“素の顔”なんじゃないかなと思っています。

歩道に停めたバイクの上で、器用に昼寝してる人がいた。そんな寝方、あるんだ……。
まとめ
・写りはちゃんと NOKTON。「芯」と「とろけ」のバランスが気持ちいい
・75mm × レンジファインダーは想像以上にシビア(でも、当たった時の快感がある)
・縦構図が増える。距離を取って“切り取る意識”が強くなる
もう少し慣れたら、人物や夜の光でも試してみたい。
次は「ピントを当てるコツ(自分なり)」も含めて、もう一回持ち出してみようと思います。
