一度手放してしまったPentax67、通称バケペン。ボディだけで1.2kg、レンズを含めたら2kgを超すような超重量級のカメラを、海外旅行に持っていってみました。
国内旅行どころか日常でも持ち出すのが億劫なほど大きなカメラなのに、海外なんて。まあその分写りは文句なし、なわけでして。
旅の始まりは、成田空港。今回一緒に旅をする友人たちは宮城・三重に暮らしているので、それぞれで成田イン。普段はスターアライアンス系列の航空会社を使うことが多いんだけど、今回はキャセイパシフィックで香港経由の航空券が安かったので第2ターミナルからの出国。
普段は適当にX線検査機にかけてしまうフィルムも、今回はしっかり手作業で検査をしてもらいました。確認のため1枚シャッターを切るように指示されるのですが、現像・データ化まで含めたら1シャッター300~400円するような代物なので…悔し紛れにフィルムのパッケージを撮るなどしました。(ちゃんと許可はもらった)
香港まで約5時間、そこからスリランカのコロンボ空港まで約5時間。日本を出て12時間かかるとなると、軽くヨーロッパまで行くのと所要時間はあまり変わらない。確か日本からフィンランドまで直行で12時間とかだった気がする。
ちなみに行きの飛行機は成田の出発時点で40分遅延、トランジットが70分しかない中でそんだけ遅れたもんだから、香港乗り継ぎは軽く諦めてたんだけど、同便でコロンボ行きに乗り継ぐ人が20人近くいたのでまとめて間に合った。
さらにそんな短い時間だから、最悪荷物は乗り継ぎが間に合わず後日になる覚悟もしてたんだけど、乗継便に乗ったあとのアナウンスで「荷物の到着を待ってから離陸するから、20分ほど待機します」って聞こえたときには感動したよね。これはLCCには無いサービスだわ…今後も贔屓にしまっせ、キャセイ様々。
コロンボ空港に到着したのは夜中になったので、1日目は空港近くのホテルに投宿。翌朝部屋を出た時に見かけた植物が日本には無いような感じのもので、異国に来たんだなあということを実感する。
部屋の外に椅子が置いてあったので、目が覚めてからしばらくはボーッと座っていた。
インフィニティープールの生みの親であり、またラグジュアリーホテルのアマンにも影響を与えたジェフリー・バワが創建した寺院がコロンボにはあります。スリランカは仏教国なのでお寺には仏像が並んでいるのですが、日本で見られる仏像よりも少し派手。多民族・多宗教のスリランカでこそ見られる光景のような気がします。
翌日は紅茶の名産地、ヌワラ・エリヤへと向かいます。続きは次の記事にて。
今回のフィルム現像
海外で大切に撮ってきた写真、せっかくなら一番納得できる仕上がりにして欲しくて、今回は久しぶりに山口の山本写真機店さんにお願いしました。
https://yamamotocamera.jp/index.html記事内で使用している機材
昔は1本2,000円とかで買えたのにね…高くなったねえ…