期限切れ『Fujifilm Natura1600』を感度800で撮影してみる【作例あり】

期限切れ『Fujifilm Natura1600』を感度800で撮影してみる【作例あり】

2019年11月16日

こんにちは。もの(@monono_16)です。

期限切れフィルムって使ったことありますか? 私達が普段目にするネガフィルムには使用期限というものが存在します。その使用期限を過ぎたフィルムを一般的に期限切れフィルム(Expired Film)と呼びます。

今回はすでに生産終了しているFujifilmの『Narura1600』を感度800に設定して撮影した写真をご紹介していこうと思います。

『Fujifilm Narura1600』とは

どんなフィルム?

『Natura1600』は富士フイルムより2004年に登場した比較的発売の新しいフィルムです。その名の通り感度1600で使用できるのはもちろんですが、日中などは感度400でも撮影が可能という幅広いラティチュードを持つ特徴があります。

もともと高価格帯のフィルムとして、同じくFujifilmの『PRO400H』と同じような価格帯で販売されていましたが…

ひ、ひゃ〜。1本5000円近くまで値段が高騰しているようです。

写りの特徴

今回は期限切れなのであまりアテになりませんが、粒子感は他のフィルムより群を抜いています。特に暗いところでは顕著になる感じ。

ただその粒子間こそが「ナチュラらしさ」にも繋がっているのではないでしょうか。

期限切れフィルムで撮影するポイント

期限切れフィルムは適正露出で撮影すると少しアンダー目な写りをします。定説としては絞りを1段から2段上げること。つまり少し明るめかな、くらいに撮ってみること。

実際に撮影しても、どのように仕上がってくるのか予想がつかないのもまた面白さのひとつですね。

『Natura1600』作例

@西荻窪

Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ

今日は感度800、なんならフィルム自体のポテンシャルは感度1600!と思い切って少し暗いところでもシャッターを切ります。良かった、写ってた。

Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ

のれん汚れている感じがたまらない。

Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ

ちょっとアンダー目の写真は現像工程で明るさ補正が入るのですが、そのときに少し青っぽくなります。この感じが何とも好きですが、狙って撮影するのはなかなか難しいという…。

@水族館

Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ

さすがのAF力。泳いでいる小魚にだってばっちりピントを合わせてくれます。

Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ
Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ

ここの水族館は思ったよりくらげの展示スペースが小さかった。くらげだけをぼんやり眺めて2時間過ごしたい。

Canon EOS5 × EF50mm F1.8Ⅱ

まとめ

今はもう手に入りづらくなってしまった『Natura1600』ですが、他のどのフィルムとも異なる独特の写りはやっぱりこの子だけの特徴。

無くなったら使えないですからね、手が届く価格のうちは買い時です。Amazonでは5000円近くもしますが、メルカリなどでは運がいいとその半額くらいで購入できます。

まだ冷蔵庫には2本在庫が眠っているけど、いつ使うか考えるだけでもわくわくしますね。

私が使っているのは旧型50mmF1.8。STMがつく新型も発売されているけどフィルム一眼にはこっちで十分。

もしCanonのデジタル一眼を使う機会があったらまた使いたいです。

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